新日本プロレスの棚橋弘至の「全力で生きる技術」を読んでみました。
100年に1人の逸材と呼ばれていますが、その本質は誰よりも全力で取り組んだ結果
なんだということがこの本を読むと分かります。
内容の1部を私の主観を通して伝えたいと思います。
棚橋弘至「全力で生きる技術」
・夢は持たなくていいし変わってもいい
棚橋弘至は「夢は持たなくていい」と言っています。
夢はやっきになって探すものではないというのが棚橋弘至の持論。
まずは色々な興味がある事をやってみる、それもただやるのではなく
「全力でやってみる」
そうすれば「これは違うな」と気づいたり、例え壁にぶつかったりしても全力でやっている
姿を誰かが見ていて思わぬ方向から道が開けることもあると。
やはり成功者は挑戦する数が違うのだと感じました。
1度の挑戦がダメだからといって諦めず違う角度から挑戦したり、ダメだったら切り替えて次の挑戦をしたりして成功するまでやる、ということですね。
・失敗した時がチャンス
失敗を恐れて一歩前へ踏み出せない人は多い。
この記事を書いている私もその1人。
棚橋弘至は言う。
「失敗したっていい」と思うと思い切って次の一歩を踏み出せることが分かったと。
問題はその後「ここからが勝負」だと気持ちを切り替えられるかに懸かっていると。
確かに成功をした人たちは皆失敗を経て成功を手にしている。
やったことのないことをいきなり成功させることの可能性は低い。
だからこそやってみて失敗→修正の繰り返しが必要なんだと。
頭で分かっていても体は動かないが、実際にやってきた人の体験談を聞くと説得力もあるし
その道で間違っていないと思えるので一歩踏み出すことが出来ると思いました。
・他人の評価より自分の評価
新しいことに挑戦しようとすると、周囲の反対にあったり、猛反発を受けたりする。
そこで折れて周囲の空気に従うか、妥協しないで自分のやりたいことを貫くか。
そんな決断を迫られた経験はないだろうか。
棚橋弘至もプロレスの試合のスタイルを従来の「ストロングスタイル」から誰もが楽しめる「新しい時代のプロレス」に挑戦しようとしたら先輩やOB、昔からの熱心なファンに批判されたりしました。
しかしその時は新日本プロレスの暗黒時代と呼ばれる低迷期でした。
会社を立て直して復活させるにはこれしかないと信じていた棚橋は挑戦を辞めずに突き進みます。
そして今の業績がV字回復した新日本プロレスに変わっていったのです。
他人の評価より自分の評価、すなわち自分軸で生きる。
自分の人生の舵取りは他人に任せるのではなく自分で舵を取る。
例え物事がうまくいかなかったとしても自分軸で動いた方が自分の中に得るものがあるような気がします。
自分の人生を生きている!という感覚は大切にしたいですね。
・幸せのハードルは低い方がいい
棚橋弘至は「人間の業」は深いという。
服が欲しい、美味しいものが食べたい、もっとお金が欲しいなどなど…
いつまでも「満たされる」ということがないと。
だから幸せのハードルは低い方がいい。
ここに生かされている僕は試合もできるしごはんも食べられる。
たくさんの仕事ができて家に帰れば家族がいる。
そんな当たり前の日常に感謝しようと言っています。
当たり前のことは当たり前過ぎて感謝なんて考えたりしないと思うのですが、本当にその通りでこの本が出た時にない状況にあり、新型コロナウイルスが世界的に流行ってしまいました。
まさに日常の当たり前が奪われてしまった生活になってしまっています。
この流れはしばらく続くのではないでしょうか。
当たり前の日常は幸せなことだと再認識するにはいい機会だとおもうので当たり前の日常に感謝して全力で生きていこうと思いました。
まだまだ棚橋弘至からのメッセージは続くのですが続きは実際に本を手に取って見て下さいね。