ここ数年観客動員が右肩上がりの新日本プロレス。
ファンが増えたのは喜ばしいのですが一方で観戦マナーが悪いファンも増えてしまっています。
実例を挙げながらこれから新日本プロレスはどのようにしていけばいいのか考察してみたいと思います。
2020年1月19日の新日本プロレスのファンタスティカマニアの後楽園ホールでの大会でファンから心無い野次のことについて。
新日本プロレスの観戦マナーが話題に
第六試合のウルティモ・ゲレーロ対小島聡のCMLL世界ヘビー級王座戦の試合前の出来事でした。
タイトルマッチの試合前にリング上で対戦する選手同士でベルトを間にして撮影をするのですがその際に両選手のセコンドの人も一緒に加わってするのがメキシコでは一般的です。
小島聡のセコンドは田口隆祐が務めていました。
その時客席から「なんでお前が写るんだよ」という野次が田口隆祐に飛びました。
おそらくその野次を飛ばしたファンは小島聡のファンで田口隆祐はどうでもよかったのでしょう。
小島聡と田口隆祐もツイッターで
「 メキシコのタイトルマッチにはセコンドが不可欠で、それを田口選手が志願してくれた」
「前の試合のタイトルマッチで試合前の撮影やってるしセコンドも一緒に写ってる」
と言っていました。
このように選手が野次について触れるのは異例なことだと思います。
しかも両選手が所属しているのは本隊という善玉悪玉でいうところの善玉。
このようなことを言わないはずの選手が触れるあたりこの件は相当腹に据えかねての発言だと思います。
今後どうするべきか
このような野次を飛ばす人はいつでも一定数います。
ただ観客動員が増えただけ野次を飛ばす人も同じく増えるから目立ってしまう。
ヒールレスラーが反則行為をした時などブーイングをするのは会場が一体となって楽しむという意味でいいと思います。
選手を誹謗中傷するような野次は例えチケットを買ったとしてもは許せるものではありません。
選手だけでなく周りの観客や有料放送で見ている全世界のユーザーにも嫌な気持ちにさせるものです。
私の考えですが新日本プロレスはそろそろお客さんを選んでいく時代に入ったと思っています。
決して上から目線というものでなくお客さんの満足度の向上という面からも必要だと思わないでしょうか。
心無いファンを会場にいないようにすることで会場の雰囲気も良くなり、選手のパフォーマンスが上がっていくことにもつながり、いい試合が増えてお客さんの満足度も上がり、結果新日本プロレスの収益も増える。
みんな得するように思います。
具体的には明らかな誹謗中傷な野次や選手、スタッフへの迷惑行為(例えば解説席にいる選手にちょっかいを出す等)をした人は入場お断りをする旨を新日本プロレスのホームページに記載したり会場に貼り出しておいて実際にそのような行為をした観客にまずは関係者が注意をする。
それでも野次や迷惑行為をやめない人に対しては毅然とした対応で退場してもらう。
場合によっては出入り禁止にする。(実際に出入り禁止は出来ないと思うが抑止力になるのではないか)
「お客様は神様」という時代は終わっていると私は思っておりお金さえ払っていれば何をしてもいいみたいな考え方をする人が増えているという印象です。
マナーを守って楽しく観戦しているほとんどの人たちが嫌な思いをしてしまうのが私は辛いのです。
年に1度や数年に1度、初めて観戦に来たという人もたくさんいる中で次がいつ観戦するのかも分からない貴重な生観戦で「楽しかったね」「良かったね」「また来たい」という気持ちで会場を後にできるのを願ってやみません。
皆さんもマナーを守って楽しくプロレス観戦しましょう!