SANADA(サナダ)の得意技から考察するベルト獲りの条件

新日本プロレスのSANADAは身体能力を生かした多彩な技とテクニックでトップ戦線で活躍しています。

そんなSANADAですがIWGPヘビー級のベルトには届いたことがありません。

SANADAはベルトを獲るだけの実力は備わっていると思いますが一体何が足りなくて届かないのか。

それはズバリ、スカルエンドに並ぶ説得力のあるオリジナルのフィニッシュホールドの開発と観客へのアピールです。

それではSANADAの得意技から条件を考察していきたいと思います。



SANADAの得意技

・スカルエンド

胴締めドラゴンスリーパー。SANADAの1番フィニッシュ率が高い技で締めあげられた相手はかなり逃げづらいのでギブアップしてしまいます。

最近はスカルエンドへの入り方は多彩なバリエーションがあり、いつ技に入るか分からないので相手は油断できません。

・ラウンディングボディプレス

スカルエンドに次ぐフィニッシュ率の高い技。通常の投げ技等で相手を寝かせた状態で放つのですが、スカルエンドを掛けている途中で相手がグッタリしたら技をほどいてラウンディングボディプレスを放つ場合もあります。

・オコーナーブリッジ

後方回転足折り固め。SANADAの奥の手とも言うべき技です。

高度なグラウンドテクニックで相手の体をコントロールするように決まります。

ブリッジでホールドしている時の相手が返せないようなバランスが取れるのは身体能力の高い

SANADAだからでしょう。

・TKO

相手をデスバレーボムの入り方のような感じで担ぎ上げてから遠心力を付けてダイアモンドカッターに移行する技。相手を持ち上げて遠心力を付けるパワーと空中でダイアモンドカッターを放つテクニックが合わさった高度な技術が必要な技ですね。

・ドロップキック

ドロップキックと言っても様々なバリエーションがあり、エプロンサイドからのスワンダイブ式、リープフロッグからのドロップキック、自らロープに走って、など多彩。

しかも打点が高く、筋肉が躍動していてフォームが美しいです。

個人的にはリープフロッグからのドロップキックが好きですね。

・パラダイスロック

現在この技を使っている選手は新日本プロレスにはいません。

それだけにこの技が出ると会場が盛り上がります。

やはり決まった後の亀の子状態の恥ずかしい姿でしょう。

サードロープに絡ませるバージョンもあります。

他にも紹介しきれない投げ技や飛び技が多数あり潜在能力、センスの高さが伺えます。



SANADAのベルト獲りの条件は

ヘビー級の肉体、ハイレベルな身体能力も備わっていて、いつベルトを獲ってもおかしくない実力は間違いなくあると思います。

何が足りないのか、大きく分けて2つあると思います。

一つはスカルエンド、ラウンディングボディプレスを超えるフィニッシュホールドです。

オカダ・カズチカのレインメーカー、ジェイ・ホワイトのブレードランナー、鈴木みのるのゴッチ式パイルドライバーのような、その技を出そうとするとその技で試合が決まってしまうという気持ちから会場から悲鳴が出てしまうような説得力のある技です。

現状スカルエンドは相手に逃げられたり、耐え切られたりしていますから完全なフィニッシュホールドまで昇華させられていません。

そして動きが少ない技なので会場全体に訴える見栄えが足りないように見えます。

私としては身体能力を生かす且つ相手にダメージを与えられるという技でイメージとしてはノアの丸藤選手が使っている不知火のようなイメージの技がいいのではと思ってます。

もう一つはマイクアピールと試合後のコメントです。

寡黙なイメージのSANADAは新日本プロレス参戦当初は試合後のコメントもほとんど残していなかったと思います。

試合で魅せるといったスタンスでしたね。

しかしファンはもちろんその試合だけを楽しむということもありますが、その選手その選手の生き様というか負けても這い上がっていく姿だったり、どうなりたいのかアピールしたりするのを見てファンになっていく、応援したくなる、という心理はあると思います。

最近は「日本で一番ここ○○(地名)が好きです!」など大会を締めれるような決め台詞も使い始めましたがもっとたくさん話して欲しいです。

SANADAがどんなレスラーなのか発信することがファンに応援されてベルトを持つ資格のある、団体を引っ張っていけるレスラーになると思いました。

SANADAがIWGPヘビーのベルトを巻く日もそう遠くではないと感じています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする