アーロン・ヘナーレ(トーア・ヘナーレ)ユナイテッドエンパイアに電撃加入

2021年4月4日の東京・両国大会でユナイテッドエンパイアに電撃加入したアーロン・ヘナーレ。

トーア・ヘナーレから改名して不退転の決意が感じられます。

そんなヘナーレ選手はユナイテッドエンパイアに入ることでどうなっていくのか調査したいと思います。




アーロン・ヘナーレ(トーア・ヘナーレ)

アーロン・ヘナーレプロフィール

本名     アーロン・ヘンリー

ニックネーム アルティメット・ウエポン

マオリの闘将

褐色の若獅子

生年月日   1992年8月5日

身長     180センチ

体重     105キロ

出身地    ニュージーランド オークランド

デビュー   2012年9月1日

プロレスデビューは2012年ですが新日本プロレスに入団したのは2016年です。

本隊に所属していましたが、身体能力は感じられるもののヤングライオンより上位に食い込むことが出来ていない印象です。

新日本プロレスでのベルト歴はタッグを含んでもありません。

ユナイテッドエンパイアに電撃加入

ユナイテッドエンパイア第4の男として電撃加入を果たしましたが、その伏線はありました。

2021年3月21日のゼビオアリーナ仙台大会での出来事です。

ジュースロビンソン、デビットフィンレーと出場した6人タッグマッチでヘナーレ選手がフォールを取られて敗れてしまうのですが、試合後ロビンソン選手とフィンレー選手はヘナーレ選手に構うことなく対戦相手だった内藤選手に絡みに行き、そのまま退場してしまったのです。

それに怒ったヘナーレ選手は鉄柵を蹴るなど怒り心頭でリングを後にします。

そしてバックステージでのコメントがこちら

「(ペットボトルの水を顔に振りかけ、顔を何回か両手で叩く)俺、負けたのか? 丸め込み? 丸め込みだって? 丸め込まれてなんて! なんてみっともない負けだ! 最悪の負け方だ! ほかの技で負けた方がまだマシだ。それでSANADAに負けたってか! ああ、何をやってもダメだ! 自分が許せない! ああ!

明日、母国のニュージーランドに帰るが、(※自身の両手を見つめて)また何の結果も残せず、『NEW JAPAN CUP』優勝どころか1勝挙げられず、手ぶらで帰ることになるとは……。また何もなしか! 帰ったらまた2週間の隔離生活。いい機会だから、落ち着いて自分と向き合う時間にしたい。もちろんトレーニングだって休まない。どうしたら風向きを変えることができるのか、しっかり考えないと。

そして2021年3月18日のツインメッセ静岡大会でのタッグマッチに敗れた後のバックステージでのコメントがこちら

「(※片ヒザを着き、思いつめた表情で)もう負けてばかりいられないっていうのにどうしてなんだ? ジュースは俺に目をくれることもなく、さっさと出て行ったし、最初から最後までシズオカのファンの応援もなかった。

そういうことか……。ああ、そういうことなんだな……。ああ、わかったよ、わかったよ……(※ゆっくりした足取りで控室に向かう)」

このコメントからヘナーレ選手が何かを変えようとしているのは伝わってきますよね。

そして心の中に眠る怒りのような感情も見え隠れしています。

ユナイテッドエンパイア入りという行動に出る理由には十分ではないでしょうか。




アーロンヘナーレのこれから

ヘナーレ選手のこれからですが結論から言いますと間違いなくトップの一角に食い込みます

理由は2つあります。

・自分の本当の気持ちに素直になったから

言うなれば本隊時代のヘナーレ選手は手枷足枷をした状態で試合をしていたということです。

ユナイテッドエンパイアに電撃加入した試合後のバックステージコメントでは

責めるべきは自分自身だ。ずっと自分で自分を抑えつけていた。本当の自分の姿を見せられずにいた。

(本隊として)求められるイメージに合わせないといけないとばかり思っていた。でもそれが間違っていたんだ。自分を偽ってまで他人が望む自分を演じる必要はない。今日拍手が聞こえたけど、2週間前の俺はファンから拍手なんてもらえなかった。それぐらいみんなに注目されてなかった。興味を持たれるのは(マオリ族の民族舞踊の)”ハカ”だけ。でもこれからはもう自分を偽らない。

俺の人生で戦いより大事なものはない。本当の俺はこんなもんじゃない。俺はもっと危険だ。(カメラに向かって)何だ、また俺のコメントをカットしようってか? やっと自分の進むべき道がわかった。

と言っており、自分の気持ちに正直に伸び伸びとしたスタイルで戦えばトップ戦線に絡んでくるのは自然の流れではないかと思います。

・戦いの幅が広がった

本隊でのヘナーレ選手のファイトスタイルは基本的なエルボーやタックルそしてフィニッシャーのTOAボトムくらいしかなかった印象だったのですが、今は蹴りも使うようになり、新フィッシャーのStreets of Rage(フィッシャーマンズバスター式のデスバレーボム)を身に着け、さらにヒールユニットなのでラフファイト(反則攻撃)も出すことも考えると本隊時代より格段に戦いの幅が広がったと思います。

まとめ

ユナイテッドエンパイアに入ったことでヘナーレ選手はトップに食い込んでいくと思います。

本隊の人数がまた減って悲しい部分はありますが、ヘナーレ選手の活躍は新日本プロレスにとってもプラスなので、ヘナーレ選手は信じた道を突き進んで欲しいですね。

これからヘナーレ選手がどう変わって行くのか注目していきましょう。